子どもたちのための性教育えほん子どもたちのための性教育えほんを「カワセク」と一緒に考えませんか?と呼びかけたところ、2022年3月26日(土)の公開イベントに約20名の方が参加してくださいました〜!

私たち、かわさき包括的セクシュアリティ教育ネットワークCsexologueは「川崎市にいれば包括的セクシュアリティ教育に必ずつながることができる!」自分たちの川崎市をそんなまちにしたくて2021年から有志で活動を始めました。

川崎市に住んでいる人、その他関わっている人とネットワークを作りながら包括的セクシュアリティ教育を届けるための活動をしようと考え、2022年度は川崎市の子どもたちのための性教育えほんを作ろう!と計画を立てました。本イベントはその第一歩として、私たちの計画やアイディアを公開しつつ、性教育えほんに興味がある・制作に携わってみたい、という方々と繋がるためにひらいた場です。

当日のイベントの内容は、以下の通り。

  • Csexologueとは
  • 包括的セクシュアリティ教育とは
  • 川崎の課題とは
  • 私たちの考えている性教育絵本
  • 皆さんのアイディアをください

もっちさん進行で軽やかにトークが進んでいきましたが、それぞれのパートを担当したのは実は、長年普及活動に取り組んできた支援者や、地域課題の解決に全力投球中の市議会議員さん、現場で悩みながら真摯に取り組み続けてきた現役の先生たちなど、ソフトな雰囲気でもあついハートと実績を持つメンバー。ただの思いつきではなく、それぞれの長年の課題意識や根拠を持ち寄って、今こそ課題を解決していくことが必要なんじゃないかという問題提起や、どのような学びが必要なのかを、前半ではお話させていただきました。

後半は、では私たちの絵本を作ろうというときに、性教育や多様性を学ぶ絵本として「どんな主人公がいいだろう」「どんなひとたちに出会うといいだろう」「どんな場所が舞台だったらいいだろう」といったアイディアを、グループにわかれてわいわいとお話いただきました。

グループでの話題は、初めてお会いした方々でもとても盛り上がってお話をしてくださって、

  • 「教育現場で起きているこんなことを解決したいから」
  • 「わたしが子どもにこういうことを伝えたいから」
  • 「私自身が残念な思いをした時に助けてくれたようなお話が欲しいから」

といった、皆さん自身から湧き出る切実な必要性から、観点をお話しくださったことが印象的でした。

最後は、各グループを担当したメンバーから、どんなアイディアが話し合われたか、またどんな感想があったかなどを全体に共有し、今後の抱負や会員募集のご案内をお伝えして、会を終えました。

会が終わった後は、すぐにメンバーで振り返りを行ったのですが、皆さんからいただいたメッセージやアイディアに感動して、やはり性教育や多様性というテーマだからこそ、多くの人たちの観点が入ることが大事であり、「セクソローグ」という私たちの名前の通り、性や性教育についての対話(ダイアローグ)をこれからも大切にしていこうね、と確認をしあいました。

さて、2022年度、私たちは引き続き皆さんたちと対話しながら絵本作りを進めていきます。どうかSNSをフォローいただいたり、会員となって、一緒に盛り上げて行ってください!